根管治療(歯の根の治療)について
根管治療というと聞きなれない言葉だと思いますが、「歯の神経を取る治療」「根の中のお掃除」などと表現されるのが根管治療(歯の根の治療)=歯根治療です。
歯の根を治療する必要性が出てくる理由として
●虫歯が大きく、歯の神経が感染している
●薬の充填が根の先端まで充分に行き届いていない
●治療後も再度感染している
などが挙げられます。
根の先まで、お薬を到達させるのが、どれほど難しいかというと、
目をつぶって針に糸を通すようなもので、目の見えないところの0.1ミリや0.2ミリのことを追求していかなければならない非常に難しい治療なのです。
また、根管治療(歯根治療)が難しい治療と言われる理由は、
次のような事が挙げられます。
- 根管治療は目に見えない細菌との戦いである。
- 根管の形が複雑で湾曲している。
- 根管の中が細く、清掃が困難である。
当院では、これらの問題を理解した上で、治療に取り組んでおりますので、根管治療(歯根治療)についてお悩みの方は、是非、当院へご来院下さい。
また、以下の「当院の根管治療(歯根治療)へのこだわり」を併せてご参考下さい。
根管治療なら箕面市 小野原 歯科 歯医者うらぐち歯科クリニックへ
根管治療(歯根治療)へのこだわり
根管治療(歯根治療)は建築に例えると土地の基礎工事です。
基礎工事がしっかりしていないといかに立派な建物を建てたとしても不安を抱えることになります。
歯も同じで、土台である歯に問題が残っていては、美しいセラミックを被せたとしても長く持つことが難しくなります。その為、難しい根管治療(歯根治療)に対して、以下のようなこだわりを持って精密な治療を実施しております。
根管長測定器を使用
歯根の長さは、人や歯種によって様々です。当院では、根管長測定器を用いることで、正確な根管の長さを測定し、感染した神経や感染源を除去します。
歯科用根管拡大装置
根管治療時用いる、薬を充填させる穴を形成する機器です。
根管形成は手動で行う場合が多いですが、その場合とても小さく複雑な歯の根においては、肉眼では見えない部分に余分な力が掛かってしまう事があります。
しかし、歯科用根管拡大装置は、治療に合わせたプログラムにより適切な推進力と速度を算出し、根管治療を行います。
歯根端切除術
歯根端切除術とは、根の先にたまった膿の袋を除去し、感染した歯根の先端を切断する手術です。通常、歯根内の消毒をすることで痛み等は改善していきますが、消毒だけでは症状が治まらない時は歯根端切除を行うことがあります。
マイクロスコープを用いた治療
この複雑で困難な根管治療は「肉眼」で行われることが多いですが、
肉眼では非常に複雑に入り組んだ根管の詳細を確認しながら治療することは困難です。
そのため、どうしても治療の多くの部分を勘や経験に頼らざるを得ず、原因もはっきりしないままに、「再治療」、あるいは「抜歯」の選択を迫られることがありました。
しかし、
視野を20倍以上まで拡大してくれるマイクロスコープを導入することで、今まで肉眼で見えなかった部分が見えるようになり、
問題のある部位を目で確認しながらの治療が可能になりました。
その結果、治療が可能となる歯が増え、
抜歯という選択を避けることの出来る可能性が上がりました。
CTを用いての画像診断
見えない根管を確認する方法の一つとしてCT画像診断があります。3次元の根管の形を捉えたり、病気が生じている部分を診断する際に非常に有効な方法です。
2次元のレントゲン画像では確認しきれなかった複雑な根管の形態を、3次元的に確認し診断や治療をおこないます。CT撮影は必要に応じて行います。
根管治療(歯根治療)の適切な処置には時間がかかることが往々としてありますので、その点ご理解の上、治療に臨んで頂ければと思います。
もちろん疑問などございましたら、来院時にいつでもお気軽にご質問下さい。
当院では、上記のような取り組みで根管治療を行います。
歯の根の事についてお悩みの方は、当院へご来院下さい。
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